e-ポートフォリオとは
その前にポートフォリオとは
ポートフォリオとは、『書類ケース』のイメージです。
紙などのファイルで、書類を入れて持ち運べるようにしたものです。
学校によっては、「作品集」「作品入れ」を
ポートフォリオと呼んでいるところもあります。
なぜe-ポートフォリオが話題になっているのか
「JAPAN e-Portfolio」のことをさしています。
新しく入試の出願に利用できるように準備が進んでいたからではないでしょうか。
関西学院大学が中心になって開発を進めてきましたが、
2019年3月から、一般社団法人の運営に移行されます。
「JAPAN e-Portfolio」から活動記録を大学に出願する。
ということで、「eーポートフォリオ」つかわなくちゃ
と盛り上がっていたわけです。
実際のところ、どうするの?
大学としては、
日々の活動を通して、何を感じ、何に疑問を持ち
そこからどのように成長してきたかを見ることができ、
まさに、高校でどのような活動をして、どのように感じ、
どのように成長したかを見ることができる
すばらしい機能です。
でも、自分の日記のような記録が、
受験の合否に関わるって、なんか怖いですよね。
そこで、いったん保存するような形で
ベネッセやリクルートなど各社が連携できる機能を開発しています。
まだこれから、いろいろなものが出てくると予想されます。
こちらに、いったん下書きのように記録しておいて、
出願のときに、清書して提出
という流れが私としては安心します。
実は手書きでも、メモでも何でもよいのです。
それでもいまいち「目的」がわからないから、なにからはじめればいいかわからない。
という人は、もう一度
「ポートフォリオ」
の意味を思い出してみましょう。
『書類ケース』でしたね。
自分が、
体験したこと
感じたこと
次の目標にしたこと
を文字や画像として、残しておけば
それで十分「ポートフォリオ」に
記録が蓄積していきます。
このアナログな方法をICTで行っているものが
「eーポートフォリオ」
なので、アナログでもいいので
まずは蓄積しておくことです。
出願に間違いなく利用するのは「志望理由書」「自己推薦文」です
さて、なぜアナログでもこのようなことをするのかというと
AO入試や推薦入試で「志望理由書」「自己推薦文」が必要になるからです。
または、高校で調査書を作成してもらうときに必要になります。
ですから、そのときにいったいどれだけのことを覚えているでしょう。
そこからの自分の成長を時系列を追って話せるでしょうか。
未来の自分を助ける
それを目的にして、
自分の記録を蓄積しておくのです。
次回は、ポートフォリオに残しておくべき内容についてです。