今年度の傾向はいかに?
総合型の合格発表が行われたため
私立大学の入試担当の先生方が
今後の出願に向けて高校を回られているので
先週はいろいろと情報交換をする機会が多くありました
偏差値50前後の私大からの情報がほとんどですが
回られた高校の情報もお持ちでしたので
なるほどとおもうこともいくつかありました。
実は,傾向は良く分からなかった
総合型が爆発的に増えたのかというと
例年並みだったようです
地元志向が強まったかというと
それほどでもなく
多少の増減はあったようですが
例年と大きくは変わっていないようでした
地方の学生が都市部を敬遠していない
「コロナが心配だから都市部の大学から志望を地方地元に変更する」
という学生はそれほどいないようです
これは,回られた高校からの情報のようですが
この4月以降でコロナを理由に志望校の変更はあまり見られていないようです
私大の公募制(併願)推薦が減っている
これは,大学の偏差値によると思うのですが
併願での出願が減っているそうです
昨年度は,安全志向で私大の併願をたくさん受験した
学生が増えたため偏差値50前後(日東駒専,産近甲龍の下)の大学に人気が集まりましたが,今年はそうでもないとの話でした
安全志向なのになぜ?
と思ったら,大学側の手応えとして
さらに安全志向で,私大の専願が増えたのかもしれない
ということでした
今年度は超々安全志向で
何としても年内に決めたい学生が多いのでは
ということです
総合型は合格しやすかった
高校の先生方の話では
「私大の総合型が受かりやすかった」
という話しのようです
確かに私の学校でも合格を出しています
私大側も,一般受験での受験者がどうなるか読めないため
学生側の「年内に決めたい」という流れに
寄り添ったのかもしれません
そもそも高3生の人口が少ない分
一般選抜でどれだけ受験生が残っているかわからないため
大学側も専願生で確保したいことでしょう
結局今年度は超々安全志向か
今年度は
受験生が少ない上に
私大の専願に多く出願している?
年内に決めたがっている?
コロナの影響で地方学生が都市部を敬遠してるわけではない
ということは
年明けの一般選抜は
・本気で第一志望を貫徹して受験に挑んでくる生徒
この層は,コロナ休校の時間も有効に活用した
「コロナによる格差」の勝ち組に回っている生徒達
・年内に大学を決めたい生徒
この層は,保護者も同じ考え方だと思われます
共通テストに,コロナの状況,学習時間の不足??
何よりも受験というもの自体が不安の固まりです
早く払拭したいのは当然でしょう
・この二極化に乗り切れずなんとなく一般選抜に挑む生徒
なんとなく,例年通りの流れに乗っていて
あまり今年の状況というもの良く理解していない層
ライバルは強敵ですが,その中でしっかりと勉強をしておけば
実は十分一般選抜が狙い目になっている可能性は高いです
こちらにも受験情報がたくさん掲載されています