過去問(赤本)への取り組みポイント
赤本を筆頭とする,大学の過去問題集
すでに,取り組んでいると思いますが,
いくつかのポイントがあります。
最も大切なポイント
まず最も大切なルールは
時間を計って取り組むこと
です。
入試において,問題の難易度以上に
受験生の前に立ちはだかる壁は
『時間』です。
力がついてくるほど,時間が足りなくなってしまい,
結局解けない=わからなかったと同じ
結果になってしまいます。
ですから,過去問を使って解答時間のバランスを
しっかりと計画しておくことが重要です。
直前に成長を確認したいから
1年分は,手を付けずに残しておく。
これは,最後の最後,
受験日直前に成長を試すためにとっておきます。
何年前の物でも構いません。
問題が足りなくなったら
同程度の大学の過去問を解いてみる。
同程度の大学とは
旧帝大でしたら,北大,東北大,名大,阪大,九大は解いておくと良いでしょう。
また,神戸,筑波あたりも近いイメージです。
新潟,金沢,岡山,広島,熊本などもお互いに似たレベルになります。
出題傾向は違いますが,行き着くところは,学力をまだまだ伸ばしたいわけですから,
良い問題に出会える可能性が高いです。
なぜ,他大学の過去問を解くのか
出題担当になった大学の先生も,
他大学ってどんな問題
(どこまでつっこんで聞いていいんだろう?)
(どの難易度まで聞いていいんだろう?)
と,似たレベルの大学の過去問を参考にしている可能性があります。
私は,化学の教員ですから,化学に限って調べるのですが
実際に、全国の大学の出題を見てみると
同じ年に,別の大学でとてもそっくりな問題が出題されており,
その問題は,前年度にある大学で出されていた問題だったりします。
ある大学とはどこか?
というのが気になるかもしれませんね。
毎年のことではありまえんから,確定事項ではありません。
出題担当の先生も毎年替わるでしょう。
ただ,私は毎年「京都大学」の化学の問題はアレンジして必ず生徒にとかせています。