左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

英語リーディングで苦戦した人たちの動き


2024年共通テストでは

英語「リーディング」の文章量が増加し、

予想平均点は50点強。

そして、高得点層が大幅減。

 

という状況になりました。

 

17日から、河合中のバンザイシステムなどで

自分の自己採点結果をもとに

判定を確認し、

「どこか合格する大学はないだろうか」

と、日本全国の受験生が志望校変更に動き出します

 

では、今年のパターンだと予想される動きというと

 

1.英語が必須となっていない、アラカルト方式の公立大学への変更

 

2.英語の配点が少ない大学・学部への変更

 

そして、もっとも警戒したいのが

3.英語の「リーディング」「リスニング」の比率が

「4:1」が敬遠され「1:1」などのリスニングの配点が高い方への変更です

 

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公立高校の学生を中心に、リスニングの配点が低い

「4:1」が好まれる傾向がありました。

 

ところがここで、リスニングがとれなかったため

慌てて「1:1」を探す学生が予想されます。

 

そして、なぜ警戒しないといけないかというと

月曜日に自己採点結果を予備校各社に送ったときに

「1:1」の大学、学部がどこかをよく知らないため、

そのようなことを意識せずに、予定出願第一志望校を多くの学生が書いていることです。

 

その結果が、18日から公開されたバンザイシステムなどに反映されています

つまり、今の段階でリーディング:リスニングが「1:1」の大学が

特別人気となっていないと言うことです。

 

そうすると、「どこか判定が良い大学はないかな・・・・」

と検索すると、ほとんどの受験生が

英語「1:1」の大学で、他大学よりも高い評価の判定が出ることになります。

 

そして、気づくのです。

「1:1」って美味しい!と。

 

そうすると、俄然受かる気になって、変更してくることでしょう

 

ですから、

判定の良さそうなところを見つけたときは

その大学が、英語の比率「1:1」かどうかを確認してください

 

「1:1」だった場合。

これから集まってくることが予想されます

定員が少ない学部の場合は要注意です

 

逆に、「4:1」といった大学は、現状よりも減少する可能性もあるでしょう。

リーディングの点が低かったのは、あなただけではありません。

おそれず、出願することをおすすめします。

一方で、リーディングでしっかりと点数がとれた人は

「4:1」で強気で勝負して良いでしょう

 

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