私立大学の出願が本格的に始まりました。
TVCMも最近は華やかにやりますね。
関東圏や関西圏。
地域の感覚や高校にによっても
・何校受けるか
・どこまで滑り止めとするか
の感覚は異なるので,その辺りの話は置いておきまして,
今日は,日程について話題にしてみましょう。
最近,私大が合格ラインを高めにしていますので,
5年前の感覚で,この偏差値なら大丈夫と判断するには十分気をつけて下さい。
私立大学によっては,前期,中期,後期など何回かに分けた入試パターンがあります。
これは,
①順当な滑り止めなら前期のみでもよいでしょうが,
②上にあるように,今年は少し怖いなと思ったら前期,中期と受けておくのがいいでしょう
③ここまで落としたので,絶対に受かる滑り止めの場合は,
もっと他に順当だ私大を前期で受けているなら,合格発表を見てから出願できる中期,後期を見据えてもいいでしょう。(上位校が受かっていれば出願しなくて良い)
MARCHや関関同立など,同じランクでくくられると,
複数の大学を受けたくなりますが,出題傾向が私大は大学によって大きく変わるので,
同じ大学を複数回受験する(全学部+個別学部,日程の異なる学部)方が,
勉強しやすいのでお勧めします。
「国立メインですが,私大は関関同立の4校を受験します。」
と話していた生徒にも,先日面談で「関学×2,同志社×2」でいいのでは?
と話しました。
さて,受験日程ですが
「入試が続くと疲れるから,連続日程よりも1日おきなど間が空いた方が良い」
と考える人が多いかもしれませんが,そんなことはありません。
私大の受験科目は多くないため,今まで受けた模擬試験の方がよっぽど長い時間で疲れたはずです。
おそらく,3日連続でもなんとかなりますし,
不思議なことに、3日連続の場合,1日目よりも2日目,
2日目よりも3日目の方が良い結果を出せるとも言われています。
根拠はありませんが,緊張感もほどよく慣れてきて力が発揮しやすくなるのかもしれません。
国公立が本命の人が1日おきに3回受けると,結局は間の日に「疲れたー」と言って2回休んでしまう方が致命的です。
最近は,地方会場で受験できる私大も増えてきましたが,
どうしても,連日宿泊して受験しないといけない人もいるでしょう。
このときに気をつけたいのは,先ほど書いたように受験自身では大して疲れませんが,
ホテルから大学までの行き帰りのラッシュでかなり疲労する可能性があります。
できるだけ,乗り換えの少ない場所で宿泊することをお勧めしますし,
あらかじめ,覚悟しておきましょう。