左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

コロナ時の春休みの勉強法

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春休みの学習方法はどうするか

私の職場では補習が始まりましたが

高2,高1は今の時期だと

弱点克服と学習方法の模索

に充てる時期です

 

しかし,このコロナウイルスの影響で

これらのことが3月中にかなり進められて

じゃあいまさら何をすべきか

と考えて進んでいくと

 

ついつい

より発展的な内容

応用的な内容へと進みたくなる人がほとんどでしょう

 

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勢いで発展内容に進みすぎないように

この3月中にかなりの量の演習に取り組んだと思います

それらをスラスラ解いていたとしたら

逆に時間の無駄だったといっても言い過ぎではないと思います

多くの場合が

考えたり,調べたり,解説を読んだりして

新しい知識やかなりの計算時間をかけて

取り組んだものだと思います

 

ここで気をつけないといけないのは

演習量として十分進んだために

忘れ始めている内容

分かったつもりですすんでしまった内容

が存在しているはずです

 

これらを曖昧にしたまま

発展内容に進むと

結局,難解な壁に当たり

かなりの時間をかけて問題を演習しないといけなくなります

 

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まだ,慌てなくてもいい

できることなら,発展的な演習問題も

ある程度時間をかけずに解けるようになっておいた方が

それだけ多くの問題を演習することが可能になります

ですから,この2週間は慌てずに

3月に取り組んだ内容の振り返りをすることを

お薦めします

 

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例えば,解説を読んでみよう

問題をもう一度解き直すのも一つの方法ですが

問題では無く,解答についている解説を

しっかり読み直してみると良いでしょう

とくに,国語,社会,理科では

解答するために必要な考え方や知識がまとめられています

直接答えにつながるのではなく

「答えるために持っているべき考え方」

が解説にはのっています

 

そこで,今までは知識で解答すると思っていたものが

論理的に解答できる問題だと

気づけることは多くあります

 

今週の補習でも実際に

解答をするのではなく

「なぜそうなるかを説明しよう」

という学習をすすめています

生徒達は

答えが分かっても(わからないものも多いですが)

説明はできない

というものがたくさん出てきて

解説を受けて

始めて聞いたような顔で「へー」と

納得しています

きっと,授業では同じ解説を聞いていたと思うのですが

改めて春休み頑張った後で聞いてみると

理解力が高まっているものです

 

 

今一度基礎を固めて,新学期に備えよう

学習のイメージとしては

新年度から発展的な内容に時間をかけずに取り組めるように

いま,底力を付けてこう

というものがいいでしょう

 

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