左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

難関志願者は落ち着いていたようです

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いよいよ,予備校も分析結果の報告を始めました

 

8割超えは激減

まずは,昨日700点以上は半減と表現しましたが

実態は8割以上は昨年の4割以下という減少でした。

つまり,8割とっている生徒はほとんどいない

ということで

 

河合塾

東大文科のボーダーを81%と発表しました

(ボーダーとは50%合格者ラインです)

国公立医学科も

例年は80%超えは必須ラインでしたが

今年度は75%が合格ラインになりそうです

 

8割なくて諦めていた人

7割なくて二次を受ける気を無くしていた人

まだ挽回のチャンスはあります

 

昨年ボーダーより

5%から10%下がる見立てで良いでしょう

 

難関大志願者は落ち着いて自己採点分析していた

月曜日の志望校記入ですが

難化したときは

下げた志望校を第一志望に書いてくるものですが

旧帝大クラスは

例年と大きく変わらない志願者のようです

これは,落ち着いて分析して

皆も低いからこれくらいだろうとだしてきたと言うことです

ですから

各社の判定システムは

かなり信憑性があるとおもいます

 

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地方の拠点大学が減っている

一方で,地方の拠点大学

筑波,千葉,新潟,金沢,岡山,広島,熊本など

のランクの大学では,第一志望で出した学生が減少していました

 

おそらく,このランクを普段第一志望にしていた受験生が弱気になって

さらに下の大学に志望変更をした上に,

上位の難関大の受験生が早々に志望を下げてこなかったため

少なくなったと考えられます

 

従って,判定システムを使うと

これらの大学が狙い目のように見えてしまうかもしれません

 

難関大がD判定の人が,この地方拠点大学を検索すると

A判定が出ると思います

E判定の人でもBやC判定がでます

この層が動いてくるので

安易に倍率が低くなりそうと判断しないことが重要です

 

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リスニングの割合が高い大学が人気

リーディングとリスニングの配点が大学によってことなります

今回はリスニングが得点しやすかったため

比が1:1の大学は少し人気を高めています

 

 

医学部は弱気

難関大学と比べて

医学部医学科は,昨日分析したとおり

諦めムードで歯学部や薬学部へ変更した人が多いようです

このあたりが、医学部に戻ってくるのか

そのまま,自信を無くしてしまうのかが

予想できません

恐らく,一度気持ちが折れてしまった人は

医学部に戻らず,歯学,薬学を受験するような気がします

逆に,医学部を第一志望にしていた人は

ここで粘って,医学部を受験してもらいたいです

 

 

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