- オンライン授業がすべてではない
- 実際に発生しているコロナ格差
- どうしたら8時間も勉強できるのか
- 1科目に長時間かける勉強の危険性
- まだ5月です
- 夏休みが無くなっても,今できて良かった
- まずは1科目60分以上毎日進めるモノを見つけよう
オンライン授業がすべてではない
1学期の授業が行われないまま
GWに突入している学校がほとんどだと思います
オンライン授業がある学校も無い学校も
あると思いますが
されていない学校の保護者の方は
「早く実施されて欲しい」
「他はやっているのに」
とやきもきされているでしょうが
始めている学校では
「そんなに何時間も画面を見ていられない」
「強制されるよりも自分の時間で進めたい」
などの声が上がっています
行き着くところ
オンライン授業は普段の授業の代替にはなりません
今年は自分で勉強する非常時です
そこに,オンライン授業などが参考になる
程度のモノです
実際に発生しているコロナ格差
平日の学習時間が伸びない
多くの高校生が
平日でも4時間勉強できているかどうかです
2~4時間勉強して
「今日は集中できなかった」
「やる気が続かない」
と振り返っています
これは,オンラインでもそうで無くても似た傾向でしょう
しかし毎日8時間以上取り組んでいる生徒もいます
私のクラスでも
多くの生徒が毎日8時間以上取り組み
気づけば土日や祝日でも
8時間を超え
「普段通りだったら,絶対に29日は休んでいたはずなのに」
と自分自身に入ったスイッチに驚いています
そしてこの生徒達は
「問題が早く解けるようになってきた」
「分かるようになってきた」
と声をそろえて言います
いま4時間できているかどうかの生徒は
夏頃にやる気になって同じ8時間頑張ったとしても
今取り組んでいる生徒は
同じ8時間に倍以上の問題演習をこなす力を付けています
ですから追いつけない『格差』になります
どうしたら8時間も勉強できるのか
私が生徒に伝えているのは2点です
・毎日5教科(6科目)に取り組むこと
・1科目に長時間かけない
ということです
1科目に90分かければ,6科目で9時間です
そう考えれば,1科目に数時間もかけていては
全科目を1日に取り組むことはできないので
ダラダラ問題を解かずに
急いで解くようになります
このルールを決めることによって
勉強に集中して(時間が限られているので)取り組むことができます
さらに,毎日その強化に取り組むことにより
受験勉強の最大の敵である
『忘れていく』
ことを抑えることができます
1科目に長時間かける勉強の危険性
やる気になったときに
『数学を8時間』
と同じ科目に時間をかけてしまうことがあります
やる気になっているので
絶対に分かるようになってやろうと思って
問題を解いたり,解説を読んだりとするのに
1問あたりに長時間ダラダラとかけてしまう傾向があります
本人としてはやりきった感があるのですが
「そんなに時間をかける必要がありましたか?」
という話になってきます
そして,
長時間やった内容は
当然覚えきることも難しいので
忘れるスピードも速くなります
25 73 56 09
などの二桁の数字なら覚えるのは簡単ですが
25735609
といった8桁の数字を覚えておくことは大変ですよね
(2桁にばらしたモノをつなげただけです)
まだ5月です
何よりも
まだ5月です
生徒達のモチベーションも
どこまで続くか分かりません
時には休養も必要でしょう
そんなときに,計画を立てる習慣が身についてくることによって
あるときに多めにやっておいて
休業日を作る
といったプランも立てられるようになってきます
(休校が長期化することも想定しています)
夏休みが無くなっても,今できて良かった
頑張っている生徒が
「4月にこれだけの勉強ができたことは
夏休みが入れ替わったと考えただけでも
すごく得した気分になった」
と伝えてくれました
つまり,自分でこれだけの量の学習をする習慣をつけることができ
実際に力がついてきたことによって
本来ならここから9月であるはずのことが
同じ環境でまだ5月だということです
4ヶ月自分の学力アップが早まった
ということに喜んでいました
何よりも受験生のスイッチがはいっていることに
本人も保護者の方も安心できているようでした
まずは1科目60分以上毎日進めるモノを見つけよう
オンライン授業がない学校では
課題が多く出ていることでしょう
この方法で学習ペースが上がると
課題も早く終わるようになってきます
そんなときに,自分で毎日取り組む勉強も
見つけていけるとさらに学習量アップにつながるでしょう
こちらにも受験情報がたくさん掲載されています