- 歴史を学んで現在に活かす
- 実は中国発?
- スペイン風邪は第3波まであった
- 今回も,全員が感染しないことには終わらない?
- ゆっくり感染者が増えたら,行動制限が長引くのでは
- 100年の間に科学は何もしていないのか?
- 今年は学校で授業ができないと覚悟しました
歴史を学んで現在に活かす
歴史上の失敗を学んで
同じ失敗を繰り返さないようにする
という言葉を聞きます
失敗ではありませんが
歴史から学ぶことで
ある程度の見通しは立たないかと
思い浮かんだのが
1918年のスペイン風邪です
実は中国発?
発生源は諸説ありますが
私が大学で習ったのは
中国でウイルスが変異したというものです
今回もそうですが
これは中国が悪い!
というものではなく,
鳥やブタなどの動物と,人が近くで生活しているため,
ウイルスが変異しやすい環境なのです
自然環境や人口密度など
いろいろなことが重なりこのような生活文化が
できあがっているので,それを責めてはいけません
環境と確率的には,日本でウイルスの変異が起こる可能性だってあります
という内容でした
何が真実かという話しはここでは辞めておきます
スペイン風邪は第3波まであった
さて,スペイン風邪の歴史に戻ると
世界中で猛威を振るい
日本にも入ってきて
1918に多くの人が感染して
1919にまだ感染していなかった人
1920にさらに地方の未感染者へ
とひろまったようです
感染者数も様々な情報がありますが
今回の感染症も無症状者が8割ほどいるという情報なので
100年前も似た傾向だったでしょう
すると結局は
最終的に全員が感染して
免疫を獲得したことによって
終息した
ということなのでしょう
今回も,全員が感染しないことには終わらない?
緊急事態宣言が出され
感染を広げないようにしても
結局全員感染しないといけないのか
といえば,そういうことになります
この措置は,
「ゆっくり感染者をつくっていくことで
医療現場の崩壊を抑制する」
ということで正解だと思います
感染したとしても,十分な医療によって
助けてもらおうというスタンスを目指しているわけです
ですから,
感染者を無くすことが目的で無く
感染者を一気に増やさないことが目的です
ゆっくり感染者が増えたら,行動制限が長引くのでは
免疫を獲得した人が増えれば
当然感染者の増加はゆっくりになるのですが
それまでは油断をすると一気にまた増えるでしょう
なぜなら,ウイルスは全員感染に向けて広まるからです
ですから,現在のような緊張感は今後和らぐかもしれませんが
今までのような平常時に戻るには
スペイン風邪を参考にすると
3年は見込んで良いでしょう
100年の間に科学は何もしていないのか?
全員が感染するのを待つか
もう一つの終息は
ワクチンの開発です
ワクチンも免疫獲得が目的です
ワクチンができれば,3年を待たずに終息を期待できます
今年は学校で授業ができないと覚悟しました
スペイン風邪を振り返った結果
今年は本気で,学校で授業をせずに
教科書の内容を指導しないといけないということに
私も覚悟が定まりました
現在オンライン授業について教材研究を進めていますが
毎日パソコンも疲れて持たないでしょう
1年間をどうするかを考えた指導を考えていきます
今までの経験を捨てるか活かすか
自分との勝負でもあります
中学生も高校生も
どれだけやる気があっても
ただの自宅学習だけを1年間では集中力が切れて当然です
あの手,この手で1年間の単元を学んでもらわないといけません
教える側も
新しい挑戦です
こちらにも受験情報がたくさん掲載されています