左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

夏の努力を最大化する“知識の先取り”

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夏に演習を頑張ろうと考えるなら

「夏休みにしっかり演習に取り組もう」と考えている人も多いでしょう。
ですが、夏の学習効率は、実は夏に入る前の“準備”で大きく変わってきます。

なぜ「知識」が大切なのか

結論から言うと、知識が不足していると、
「考える」「調べる」ために時間がかかってしまうからです。

せっかく演習の時間をとっても、知識が曖昧だと
問題を解くのに余計な時間がかかり、十分な量をこなすことができません。

夏までに覚えておきたい具体例

たとえば、数学では三角関数の公式を覚えていなければ、
「どの公式を使えばよいか」「公式がどこに載っているか」など、
調べるだけで時間をロスしてしまいます。

物理の公式も同じです。
化学なら、電気分解の反応式などが代表的です。

文系科目で言えば、古文の助動詞や敬語の知識は、
夏までに“ほぼ完璧”にしておくことを強くおすすめします。

知識の先取りがもたらす効果

夏前にしっかり知識を身につけておけば、
夏の演習では知識の確認と定着が中心になります。

そして、すでに知識が頭に入っているぶん、
演習の時間そのものが短縮され、
取り組める問題数も大幅にアップします。

夏を無駄にしない人の違い

もし「知識の強化」を夏から始めていたら、
その間に夏は終わってしまうでしょう。

同じ時間を使っているように見えても、
夏を最大限に活かせる人とそうでない人では、
こなせる演習量も、到達できるレベルも全く違ってきます。

つまり、夏の成果は「夏に頑張るかどうか」ではなく、
「夏までにどれだけ準備できていたか」で決まるのです。

今この時期こそ、知識を固めるラストチャンスです。
“演習が生きる土台”として、しっかりと積み上げていきましょう。

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