練習したほうが絶対によい
AO入試や推薦入試
さらには一般入試の前期試験に
集団討論を採用している大学が増えてきました
なぜか、この集団討論は
練習できないものと思っている受験生を見かけます
「どう練習するのかわからない」
「自分はしゃべるのが得意だから大丈夫」
など、理由はあると思いますが
面接と同じように練習はすればするほど良くなります
友達に手伝ってもらう
もちろん、一人では難しいので友達に手伝ってもらいましょう
勉強で忙しいでしょうが
同じように推薦入試などを狙っている人は
自分の意見を伝える練習になるので
巻き込んだほうが良いです
集団討論では、「対話力」が見られている
「対話」とはどんなものでしょう?
結論は、複数名で話し合い課題を解決することです
授業などで、グループ学習をすると
意見を出し合った後、グループの意見を多数決で決めるのを
見かけますが、アウトです
A,B,C,Dと四つの意見が合ったら
それらの良いところを併せたり、欠点を補ったりして
課題解決に向けた、より良いEを見つけることを目標に
意見を出し合うのです
やっちゃいけないこと
大切なポイントは
「論拠」です
賛成にしても、反対にしても
「なぜならば」という
論拠が必要です
ですから「自分的には・・」なんて
主観だけで話をしてはいけません
人の意見を論破しておいて
自分の主張が無い人も、対話になっていません
練習すると上手になる
3回目の練習をしたグループの生徒たちがいますが
だんだんと、対話の得意な生徒の良いところを吸収して
それぞれが成長しています
(一番得意な生徒の受験校は集団討論がありませんが・・・)
テーマは私が与えていますが、
皆「難しい」といいながらも良い成長が見られています
賛否がでてくるテーマでは
テーマもいろいろありますが
「安楽死についてどうおもうか」など賛否が出てくるテーマでは
最初に、賛成意見の人、反対意見の人と確認してから
賛成の意見、反対の意見と言ってもらうとスムーズに進みます
つづいて、何を視点にして
それぞれが賛成、反対の意見をもっているのかを整理して、
焦点を絞って、すこし話題を進めと良いでしょう
実はテーマをよく確認すると、賛否を求めていないことが多いので
どこを視点にすると賛成、反対という意見となるかをまとめていくと良いでしょう
課題解決型の場合は付箋が準備されている
付箋が準備されていたら
課題解決型のテーマであることが考えられます
これは「KJ法」を使うと良いでしょう
まず、決まった時間、解決案や問題点などを一人ずつ付箋に書いてもらいます
付箋には、1つのことだけを書くので、
思いついた数だけ、付箋を書きます
そして、付箋をみんなで中央に貼っていくと
同じ意見は付箋が重なっていきます
よく発表すると
「私も○○さんと同じ意見で・・・・」という話が続きますが
あの時間と間の悪さをカットできます
次に、付箋を並べ替えて、どのような視点に立った意見なのかを
グループ分けすることができます
そして、視点順に課題解決の方法を探ると良いでしょう
楽しかったで終わってはいけない
「先生、本番は楽しかったです」
と帰ってくる生徒もいますが、
それは、練習をしてこなかったからでしょう
もう一度振り返って
「対話になっていたか」
を確認すると
感想は「楽しかった」ではなく
「良い話し合いでした。メンバーがよかった」
というものになるはずです
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