左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

数学ⅡBCと化学が難しかったようです

 

2025年共通テストのデータが明らかになってきました。

 

化学は上位層も得点できず

難しいと話題になった化学は

上位層でも難しかったようで、度数分布のピークは20点台です。

高得点層はほとんどいないので、

圧倒的な高得点者はかなりのアドバンテージですが、

50点以下では、ほぼ点差無しといえるでしょう。

先日の記事にしたように、化学が苦手な生徒に有利な共通テストであったと言えるでしょう。

 

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数学ⅡBCは得点調整の可能性あり

数学ⅡBCはピークが40点あたりで、なだらかに分散しているので

上位層も昨年度の3分の2程度の人数になっています。

また、旧課程の数ⅡBとの平均点が15点開いているので

今後、点数調整が入る可能性があります。

 

英語リーディングの得点差が大きい

一方で、英語リーディングが簡単でした。

簡単でも英語が苦手な生徒も多いので、度数分布はピークのない平坦な物になっています。

満点も多いです。

英語で差がつく共通テストであったと言えます。

 

情報高得点者がどう動くか

情報も高得点となったため、

情報の配点の高い大学、さらには、

アラカルト型(複数の科目から、高得点の科目を選べるパターン)の

受験校は、高倍率が予想されます。

このパターンの大学へ出願予定の人は今後集まるので要注意です。

 

同様に、数ⅡBCが難しかったことで、

数ⅡBCの配点が低い大学、学部に人が集まる可能性があります。

 

 

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