左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

前期試験 面接入試に向けての練習

地方大学の面接入試

私が学生の頃は、面接試験と言えば医学部か後期試験

というイメージですが

 

現在は、地方国公立大学で面接試験が目立ちます

昔からあったのでしょうか

進路指導を担当する立場になって

このあたりは気づいたので、

受験科目の変遷はわからないのですが

 

面接「100」

共通テストで終わる

いわゆる『共テ逃げ切り型』

の大学学部があります

 

前期試験の出願時に

推薦型とどうように志望理由書を提出する大学なら

まだいいのですが

 

志望理由書もなにもなく

いきなり当日面接のみ

 

というのは、古い受験感覚の大学のような気がして

生徒への面接指導も作戦を考えないと行けません

 

特に、看護学科のような医療系では

全ての生徒の将来像が「看護師になる」となるため、

個人差がほとんどなくなります

 

志望動機は簡潔に

医療系の志望動機は

家族の入院か自分の通院がほとんどです

どれだけ心打つエピソードを話しても

聞き流されます

さっと、きっかけは語って

 

それを受けて、どのような医療従事者になりたいのか

をしっかりと語ることが大切です

医療系でなくても

きっかけから、どのような社会人になりたいのか

大学で学びたいかをしっかりとはなしましょう

 

アドミッションポリシーを確認

面接を点数化するわけですから

得点基準が必要です

言葉に詰まったり、言い直したりすることは

ほとんど点数に影響しないので、気にしなくて大丈夫です

 

必ずおさえておくことは

「私はアドミッションポリシーにマッチングした生徒ですよ」

ということを話の内容から伝えることができるか

です

 

大学のホームページには

どのような学生を求めているのかを述べた

アドミッションポリシーが提示されています

この内容にふさわしい生徒であるかは

面接官のチェック項目に入っている可能性が高いです

必ず確認して、志望理由などの早い段階でアピールしましょう

 

高校で頑張ったことは具体的に話す

「部活動の部長をがんばりました」

 

頑張る

 

って、全く聞き手はイメージが湧きません

 

「毎日練習をして、チームをまとめました」

 

うーーーーん。

この回答を5人の生徒が答えたらどうしますか

 

「私はダンス部で部長をしました。

 ダンスの内容で意見がメンバー内で食い違うことがおおくありました

 そのたびに、抱え込ませずミーティングを開き

 不満では無く、建設的な意見を出し合うようにし、

 副部長と協力して、部内のモチベーションを高めることに努めました

 最終的には地区大会では準優勝で止まってしまいましたが

 この経験は、チーム医療の現場でもさらに活かすことができるとおもいます」

 

なにを頑張ったかが分かりやすくなりますね

 

自分で練習するときは、答えた後に

「何を?」「どんな風に?」「何に活かせるの?」

とさらに、3~5の質問を自分にぶつけてみましょう

案外、きかれれば話せる物です

 

ただし、本番ではさらに踏み込んで聞かれない可能性があります

怖いのは、これです

ですから、聞かれる前に詳しく話す練習をしておきましょう

 

 

 

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