左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

総合型選抜 大切なことはミスマッチを無くすこと

 

総合型選への出願が近づいています

 

志望理由書や活動報告書

それにエッセイなど

その選抜方法や提出書類については

大学側もいろいろな工夫をしています

なぜ、大学によってこんなに違うのか

 

それは、大学によってこだわっているところが異なるからです

 

主観を持たずに、公平に合格者を選抜したい大学

この公平さにこだわる大学は

活動報告書が点数化されています

全国大会に出たら3点

生徒会長なら2点

ボランティアは2年以上継続していること

など

正直に言って、「お堅い」イメージです

このパターンは、案外活動報告書では差がつきません

活動が活発な方がもちろん点数が高くなりますが、

項目に当てはまらない、オリジナリティーの高い活動もあるはずです

ですから、そこで大きな差がつきにくい状態に収まっているはずです

ただ、そのようなオリジナリティーの高い活動実績を持っている人は

他大学の方が、正当に評価してもらえるかもしれませんね

 

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本当に力のある学生を取る気満々の総合型に力を入れる大学

活動報告書に、証明するものを添付させる傾向が強いです

大学の先生は、自分の実績を証明する書類を書くことが多いです

ですから、自分の活動実績を証明することは

当然の力と考えるとともに、証明できるものがあってこそ

その活動内容を評価します。

言い換えれば、活動実績を本気で見ようとしています

 

たとえば、北海道大学では

学校の先生が生徒の活動について評価項目に回答しますが

最高評価の「A」をつけた場合は、その「A」にふさわしい資料を

添付しないといけません

高校の先生の評価にさえ、添付資料を要求しています

それだけ、本気で資料を活用しようとしています

 

自分の活動実績に自信がある人は、

是非添付資料をしっかりと要求している大学をおすすめします。

(※やや主観が入っているかもしれません)

 

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総合型選抜の割に、提出書類が少ない場合は

提出書類は志望理由書のみ・・・

これは、試験日に行われる

面接などでの評価が大きくなる大学です

志望理由書を元に、質問内容を想定して

面接で訪ねる

というパターンです

こだわり方としては2通り予想され

1つは定員確保が厳しく、受験しやすいように甘くしている

もう一つは、志望理由書と同様に調査書の内容をしっかり読んで

面接で聞いてくるパターンです。

とにかく、面接の比重が大きくなりますので

自分のことをしっかりと説明できる話力が必要になります

 

あくまで、一例ですのでこうではないパターンもあるかもしれません

 

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絶対にミスマッチを無くすこと

ただ、最も重要なことは

タイトルにあるように

「ミスマッチをなくすこと」です

まずは、アドミッションポリシーをしっかりと読んでください

これが求めている学生像ですので

『私は、この学生像にマッチしています』

ということをどれだけつたえれられるかです

 

そして、志望理由書に大学で学びたいことを記述すると思いますが

その内容の学習を、その大学で本当に学ぶことができるかを

確認しておきましょう

 

以前、大学の先生が高校に訪問されて

「今回、御校の生徒を不合格にした理由は、

 面接で話された内容を、本校では履修できないためです。

 入学されてから、やりたかったことだできない。

 では、申し訳ないので、不合格としました」

と説明を受けました。

大変丁寧な大学で、この対応に驚きましたが、

大学側も、『思っていたのと違う』という学生=中退する学生

を無くそうとしています。

そういう意味でも、しっかりと、大学調べもしておきましょう。

 

 

 

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