左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

志望理由書添削3 段落ごとにタイトルをつけてみよう

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志望理由書を読むのは大学の先生です

その学科を志望している受験生の志望理由書を何枚も読みます

私も,中学受験,高校受験で願書を何百枚も目を通す立場ですが

 

正直,ざーーーっと読みます

 

中高入試は文章量が多くありませんが

大学入試はかなりの文字数になってきます

 

すると,話があちこちにぶれていたり

主語述語がおかしかったりする文章にであうと

とたんに読む気力が無くなります

読む側が,

「この人が言いたいことは何だろう?」

と頭を使いながら読むのは正直苦痛になるため,

読むのはそこそこにして,次の人に書類をすすめることでしょう

ですから,『読みやすさ』は大変重要になります

 

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大学の先生は

論文を読みます

そして,論文を書きます

 

論文は小説では無いので

回りくどい表現や伏線の回収などおこないません

シンプルに事実を『読みやすく』書かれています

それに慣れた人たちが読むわけですから

なおさら,読みやすさは重要です

 

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添削において,気にして欲しいのが

話の内容があちらこちらへと頻繁に転換することを防ぐことです

いろいろ伝えたいことがあるかもしれませんが

流れの中で,それが必要な文かどうかを判断して下さい

そのためのコツが

段落にタイトルを付けることです

「医師を目指す理由」

と題したら,医師を目指す理由を各段落となります

もし,「二つ目の理由は・・・」となっていたら,

その段落でつづけることが相応しいか

「医師を目指す理由2」とすることが相応しいかを判断します

ひょっとしたら,段落をわけるほどでもなければ

1つめの理由に加えるほどでも無かったりします

そうであれば,思い切って削除すればよいのです

 

 

「〇〇大学を選んだ理由」

の場合も,大学の施設の特徴ばかりがかかれていれば

あれ?この段落重たいな・・

と気になるはずです

 

できれば,「起承転結」で終わる基本形なら

4段落でしょう

ただ,そこまでこだわる必要もないとおもわれます

読みやすい文章作りにもこだわっていきましょう

 

 

 

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