志望理由書を読むのは大学の先生です
その学科を志望している受験生の志望理由書を何枚も読みます
私も,中学受験,高校受験で願書を何百枚も目を通す立場ですが
正直,ざーーーっと読みます
中高入試は文章量が多くありませんが
大学入試はかなりの文字数になってきます
すると,話があちこちにぶれていたり
主語述語がおかしかったりする文章にであうと
とたんに読む気力が無くなります
読む側が,
「この人が言いたいことは何だろう?」
と頭を使いながら読むのは正直苦痛になるため,
読むのはそこそこにして,次の人に書類をすすめることでしょう
ですから,『読みやすさ』は大変重要になります
大学の先生は
論文を読みます
そして,論文を書きます
論文は小説では無いので
回りくどい表現や伏線の回収などおこないません
シンプルに事実を『読みやすく』書かれています
それに慣れた人たちが読むわけですから
なおさら,読みやすさは重要です
添削において,気にして欲しいのが
話の内容があちらこちらへと頻繁に転換することを防ぐことです
いろいろ伝えたいことがあるかもしれませんが
流れの中で,それが必要な文かどうかを判断して下さい
そのためのコツが
段落にタイトルを付けることです
「医師を目指す理由」
と題したら,医師を目指す理由を各段落となります
もし,「二つ目の理由は・・・」となっていたら,
その段落でつづけることが相応しいか
「医師を目指す理由2」とすることが相応しいかを判断します
ひょっとしたら,段落をわけるほどでもなければ
1つめの理由に加えるほどでも無かったりします
そうであれば,思い切って削除すればよいのです
「〇〇大学を選んだ理由」
の場合も,大学の施設の特徴ばかりがかかれていれば
あれ?この段落重たいな・・
と気になるはずです
できれば,「起承転結」で終わる基本形なら
4段落でしょう
ただ,そこまでこだわる必要もないとおもわれます
読みやすい文章作りにもこだわっていきましょう
こちらにも受験情報がたくさん掲載されています