左京先生の大学入試に向けて三者面談室

現役私立中高一貫校教員 大学入試に向けてアドバイスを広めたい

課題発見能力の重要性

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課題→研究とは限りません

昨今

「課題発見能力」「課題解決能力」というものが重視されています

AIの躍進によって

人間が力を発揮できる分野として

これらの力が求められているわけですが

この課題発見=自然科学に疑問をいだくこと

と解釈されがちです

いえ、そのようにとらえられて

やれ、課題研究にとりくもうと

高校のカリキュラムでは

理科課題研究だけではなく

社会科にまで課題研究という科目が出現してきました

科学は自然科学だけではなく

人文科学、社会科学もあると気づいたからでしょう

 

しかし、今日の話題はこのような研究の話ではありません

 

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こんなに重大な問題なのです

課題発見能力が低いとは

課題発見能力が低いというのは

常日頃から、「疑問」を抱かずにすごしている

ということです

 

「疑問」を抱かないということは

切り込めば

物事の現象、結果のメカニズム、原因に関心がわかないということです

 

現象、結果のメカニズム、原因に関心がわかないということは

わからないことがあっても気にならない

悪い結果があったとしても、改善法を探さないということです

 

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課題発見能力は学習習慣に大きな影響を与えています

模試のをといた後、

すぐに解説を読み、正解を確認する生徒がいます

きっと、答えがわからなかったことが落ち着かないのでしょう

課題発見能力があると、課題を見つけるわけですから

そのまま放置することが気持ち悪くなります

だから、すぐに調べます

模試の結果が返ってきたら、どの分野(科目ではない)が

足をひっぱたのかをすぐに確認し

答案を確認して、どのような問題を間違えたのかをすぐに確認します

判定が悪ければ、どの問題をあわせておけば

判定を上げることができたかを算出します

 

一方で、問題が解けず勘で答えたあとも

解説を確認せず

模試の結果が返ってきても判定だけ見て終わってしまう人もいます

課題を発見していないので

何もその状態が何も気持ち悪くもなりません

 

 

課題発見能力は、意識することで変えることができる自分の性格

高校生ともなると

なかなか自分の性格をすぐに変えることはできません

しかし、この課題発見能力は

自分で意識することで、短期間で変えることが可能な性格です

受験に対して危機感がないと映る状況は

ひょっとしたら、危機感ではなく課題発見能力のほうが

問題なのかもしれません

 

まずは、模試の結果分析からでもはじめてみましょう

 

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