ズバリ的中とは
受験対策の問題が,まさしく出題されること。
予備校などでは「ズバリ的中」のコーナーが開設されます。
私自身も,大学の出題傾向や「面白い題材」「話題の題材」は注目し,
夏休みや授業中にも取り組んでいますが,
改めてセンター後の二次対策の授業で取り組みます。
高校生の皆さんが利用している問題集の執筆を請け負っている身としては,
この辺りのセンスでは,予備校の先生方には負けてなんかいられません。
今年の予想問題もズバリ的中
私の担当は化学です。
化学の内容なので,保護者の方で化学に興味がないと,
何の話だ?
になるかもしれませんが,
来年度以降の傾向もここから見えるんだなあ
ぐらいで,蛍光ペンのところだけでも見ていって下さい。
すべての国公立の問題を見ているわけでは無いのですが,
河合塾の速報で見られた大学で紹介させていただきます。
Kei-Net
国公立大二次試験・私立大入試 解答速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
今年のズバリ的中は
モル分率平衡定数=「京都大学」でズバリ的中
実は,毎年これは扱ってきました。
高校では,モル濃度の平衡定数がメインです。
そして,圧平衡定数を生徒はやや苦手とします。
でも,『モル分率平衡定数』は教科書には無いのですが,
圧平衡定数と同じ考え方で取り組めるので,
それほど,難易度を上げずに解答できます。
今年,京都大学で出題されたと言うことは
来年度,他大学で出題される確率は大です。
なぜなら,珍しいけど,それほど難しくないからです。
アミノ酸を陽イオン交換樹脂で分離=大阪大学,広島大学でズバリ的中
今年は,有機化学を高3で担当していなかったので,
もう一人の担当の先生に
「陽イオン交換樹脂でpHを変える問題を扱っておいて」
とお願いしておきました。
受験した生徒も,
「すぐに解けて良かった」
と,手応え十分なようでした。
広島大学での出題の方がやや難しかったです。
大阪大学の方がシンプルでした。
教科書に無いテーマを出題すると,
旧帝大の方が,問題をシンプルに作成し解きやすい傾向があります。
リチウムイオン電池=北海道大学,岡山大学でズバリ的中
使いまわされるだとう。という予想がありました。
ただし,出題形式は北大も岡大も異なっており,
解答してた生徒も
「反応式は理解できたけど,問題は難しかった。」
と言っていました。
今後も,リチウムイオン電池は狙われるかもしれませんが,
説明が多くなる分,どうしても受験生には取り組むにくいかもしれません。
その他,溶解度積や二段階電離の平衡定数なども的中
この辺りに来ると,ズバリ的中と言うよりは,
二次対策としての定番問題で対策していました。
応用問題=珍しい問題 ではありません
かなり,定番問題として使い回されるので,対策は立てやすいのです。
模試や問題集は,予想問題の宝庫です。
現在の2年生に伝えたいことは,
これから取り組む模擬試験や問題集は,
塾の先生や私のような問題集執筆者が
「ズバリ的中」を狙って作成しています。
そして,自慢になってしまうかもしれませんが
かなり当たっています。
(今年も,ホッとしました)
一度解いて,点数を確認するだけではなく,
本番で出題された時に,しっかり解けるようになるまで
やりこんで下さい。
ランキングに参加しています。
押していただけると嬉しいです。
多くの受験についてのブログリンクがあります。